読 もし2カ月前に読んだら、何でもない一冊だった。 「かたちあるものと、かたちのないものと、 どちらかを選ばなくちゃならないとしたら、 かたちのないものを選べ。それが僕のルールです。 壁に突きあたったときにはいつもそのルールに従ってきたし、 長い目で見ればそれが良い結果を生んだと思う... 2010.06.29 読
読 なんか、旅したい気分。 空き地の場所がネガとポジみたいに入れ替わってるのだ。 つまりかつて空き地であったはずの土地がもはや空き地ではなくなって、 かつて空き地ではなかったところが今では空き地になっている。 村上春樹著 「神戸まで歩く」 276ページより 2010.06.10 読
読 中国行きのスロウ・ボート 知らないのかい?」と彼は言った。 「シャンパンには用途なんてない。 栓を抜くべき時があるだけさ」 村上春樹著 「中国行きのスロウ・ボート」 109ページより 2010.05.30 読
読 ぎ~ぎ~と鳴くそうです。 効率性は方向性が明確なときに有効的な力である。 ひとたび方向性の明確さが消滅すれば、それは瞬間に無力化する。 海の真ん中で遭難して方向を失ったときに、 力のある熟練した漕ぎ手が揃っていても無意味なのと同じだ。 村上春樹著 「ねじまき鳥クロク... 2010.04.15 読
読 読書はもっぱら、電車内か、寝床。 「勇気のあるところには 好奇心があって、 好奇心おあるところには 勇気があるんじゃないかしら」 村上春樹著 「ねじまき鳥クロニクル第一部」 121ページより 2010.03.30 読
読 スプートニクの恋人 「あまりにもすんなりとすべてを説明する 理由なり理論なりには必ず落とし穴がある。 それがぼくの経験則だ。 誰かが言ったように、 一冊の本で説明されることなら、 説明されないほうがましだ。 つまり僕が言いたいのは、 あまり急いで... 2010.02.22 読
読 手に入れた瞬間に他の写真機が欲しくなるモヤモヤした感じとは 「自由なるものの象徴を手にしていることは、 自由さそのものを手にしているよりも 幸福なことかもしれない。」 村上春樹著 海辺のカフカ 下 189ページより #手に入れた瞬間に他の写真機が欲しくなるのはこのためか! 2010.02.19 読
読 国境の南、太陽の西 「まずまずの素晴らしいものを求めて何かにのめり込むの人間はいない。 九の外れがあっても、一の至高体験を求めて人間は何かに向かっていくんだ。 そしてそれが世界を動かしていくんだ。」 村上春樹著 国境の南、太陽の西 148ページ 2010.02.14 読
読 蛍・納屋を焼く・その他短編 「それに怖いんだよ、本当はね。 痛いのが嫌なんだ。 本当の痛みより、 痛みを想像することの方がつらいんだよ。 そういうのってわかる?」 村上春樹著 蛍・納屋を焼く・その他短編 135ページより # ある作家を読み始めると # ずーっ... 2010.02.05 読