読 し 「いいこと?歯はね、使わなきゃダメよ。 遠慮して柔らかいものばかり噛んでいると 弱くなっちゃうんだから。どんどん使わなきゃダメ。 歯はね、使えば使うほどに丈夫になっていくんだから」 命も同じよ。と言われているかのように、私は感じた。... 2010.06.26 読
読 便利さと豊かさ ニューヨークには「コンビニ」がないので、確かに不便ではある。 ちょっとした買物、例えばボールペンを一本手に入れるにも、 それなりの手間がかかってしまう。 しかし一見、無駄に思えるその手間こそが、 滞在中のぼくの心を“豊か”にしてくれていたの... 2010.06.19 読
読 ヤシの樹よりも高い建物を建ててはならない島より 我々は、はたして正確なものを追い求めているのか? それとも具体的な何かを追い求めているのか? よく考えてみるとどうも後者のような気がする。 原田宗典著 「数字とヤシの樹」 100ページより 2010.06.01 読
読 表紙の印象とは違います。 「人の作りだした物や形や大きさには、 必ず理由があるものだよ。 自然界と違って、 ごく短いサイクルで淘汰されていく。」 原田宗典著 「屑籠一杯の剃刀」 9ページより 2010.05.23 読
読 見学ノススメ お芝居というものは 物語の筋を客に知らせることではない。 舞台上にいる役者たちの “状態”を見せることが、 お芝居なのである。 原田宗典著 「見学ノススメ」 172ページより 2010.05.19 読
読 平凡なんてありえない この世には、“平凡ではない状態”しかないのだが、 その存在に具体的な輪郭を与えるために、対立概念としての、 “平凡”があたかも存在するかのようにしているだけなのである。 原田宗典著 「平凡なんてありえない」 55ページより 2010.05.04 読
読 目の前に写真機があれば 役者は目の前に台本があれば、それを演じるだけだ。 こんなことやって何になるんだと考え込んでしまうことが、 一番いけない。 原田宗典著 「何者でもない」 232ページ 2010.04.18 読
読 うららぁ~うぅららぁ~ 学習と忘却は、 まるで食物と脱糞のように 深い関わり合いを持っていて、 どちらか一方だけという選択は 許されないのである。 まったくもって厄介だ。 リンダ困っちゃう。(原文ママ) 原田宗典著 はたらく青年(中公文庫の方) 53ページより 2010.01.18 読