読 「見る」と「視る」 気に入ると「見る」が「視る」になる。 じいっと凝視して「やっぱり凄い」となると ようやくカメラを向けて「どう撮ろうか」となる。 文藝春秋 2013年1月号 『土門拳 古い仏師の気持ち』 211ページより 2013.01.28 読
読 影法師 彦四郎はいかなることも、 たいして励むことなく易々とやっけのけます」 「たいして励みもせずにか・・・・。 もしかしたらその少年は、己のやりたいことが何もないのかもしれぬな」 『影法師』 157ページより 2013.01.19 読
読 粋 これはうまく撮れたと確信したときはいつも、 お得意のフレーズが口をついて出たという。 「うん、粋なものですよ」 木村伊兵衛 『文藝春秋 2012年12月号』 238ページより 2013.01.12 読
読 錨を上げよ 「結局、どんな成功者も個人として見た場合はそこに何の必然もない。 あるのはすべて全体としての必然でしかないんだ」 百田尚樹 『錨を上げよ』 下巻 58ページより 2012.12.16 読